タイトル

なんでも聞くなよ

 乗客の中には鉄道員を生き地獄じゃなかった生き字引みたいに思っておられる方がいる。とくに年配のご婦人にその傾向が顕著だ。そして、分かりませんとこたえると、「わからないって、どういうことですか!」と怒りだす。怖い。きっぱり言って怖い。
 コンピュータじゃないんだから、スーパーの定休日だの特売日だの知るわけがない。靴下の安い店など知りたくもない。ステーキ肉の安い店など、ちょっと知りたいぞ。

「スーパーのタイムサービス行きたいだけど、今から間に合うかなぁ」
「さぁ、ここではなんとも……」

「市役所って何時まで開いてます?」
「5時くらいじゃないですか」
「くらいって、そんないいかげんな」
「申し訳ありません」
「ちゃんと勉強しといてくださいよ、プロなんだから」
「恐れ入ります」

「明日は入社式なんだが、そういうのってどこで揃うかなぁ」
「………?」意味が分からん。

「〇×公園のポピーはもう咲いてるかなぁ」
「咲いてますとも。満開です」
 ポピーってなんだ。(心のつぶやき)
「そうかいな、しゃあ、公演の入場券ここで売ってくれへんかなぁ」
 サイフ開けてるし。
「ちょっと、あんたら。ここで入場券売ってくれるって」
「イヤです!」
「売ってくれへんの!」
「売りません」……って言うか、ふつう売らんやろ。
「なんや、それ。ここの駅員あかんわ」
「あかんで結構です」ちなみに車掌は駅員ではない。

 他にも、買ってきた荷物を預かってくれとか、バイクのヘルメット預かれとか、傘を自転車置き場に忘れたから見てきてくれとか、質問だけならまだしも、ご依頼も多くていらっしゃる。お断りすると、どこそこのスーパーでは預かってくれたのに、なんてことになる。スーパーではお預かりサービスがあるのかもしれないが。いや、聞いたことないぞ、そんなサービス。……あなた方は、スーパーでも無理難題つきつけてるのか!

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

●本著の読み方
最初に目次(↓)を表示させ、各項目を
クリックして記事をお読みください。
記事は基本的に上から順番に読みます。

サイト内検索

姉妹サイト:ももにゃん

姉妹サイト:ももちゅう


recent comment

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM